今月は団体旅行の連続で・・・・ブログアップが間に合いません(笑)
福岡商工会議所の建設部会・・・恒例の研修旅行、今年は2泊3日で<箱根>です。
3日分を一気にアップしましょう。
初日。
小田原駅スタートです。
バスの中から箱根城がチラッと見えました。
すぐに箱根駅伝で有名な旧国道1号線沿いに湯本温泉街が見えてきます。
まずは湯本見番を視察。
実は、福岡商工会議所は博多券番の支援事業をやっていまして・・・・
数年前にTV番組「ビフォーアフター」でのリフォームが話題になった見番を見せていただきました。
なんということでしょう・・・・!
角の4枚引きの格子戸を開けると客席と舞台がオープンになる仕組みです。
邪魔だった電信柱も撤去されてますね。
中はこんな感じです。
バンコに湯本見番の紋が入れてありますね。
湯本見番には150人くらい芸妓衆が在籍されているそうで、博多とは規模が違いますねえ。
帰り際に、案内して頂いた芸妓さんにワンショットお願いしました。
急ぎ足のツアーは続いて箱根彫刻の森美術館へ。
ここは現代彫刻を収集した国立の美術館です。
120点の作品が屋外約7万㎡の庭園に展示されていて、なかなかの迫力と雰囲気です。
もちろん、撮影も自由でしたよ。
今回、2泊するのは巨匠〜村野藤吾さんの設計によるザ・プリンスホテル箱根芦ノ湖。
芦ノ湖畔の高級リゾートホテルです。
部屋の前には芦ノ湖が広がり、遠方には富士山が見えています。
初日の夕食。
アルベルゴ・バンブー・・・・セレブな洋館のイタリアンレストランです。
トリッパが絶品でした。
2日目。
昼間は箱根カントリー倶楽部でゴルフ、夜はプリンス系列の和風旅館『蛸川温泉龍宮殿』で宴会と
・・・オヤジコースですね(笑)
箱根カントリー倶楽部は日本女子オープンや日本シニアゴルフ選手権が開催された名門コースです。
龍宮殿には昨日見学した湯本見番から綺麗どころもお見えになりました。
感謝!
そして3日目、最終日です。
今日は、箱根神社から大涌谷、富士屋ホテルでランチしてポーラ美術館を訪ねます。
最初に訪れたのが、箱根神社。
箱根はもともと山岳信仰の聖地のような地勢なので、古くから駒ケ岳を中心に霊場〜関東大権現箱根総鎮守として存在していたらしいのですが・・・
757年に萬巻 (まんがん) 上人が現在地に里宮を創建、箱根三所権現 (法躰、俗躰、女躰) として仏教の修験道と結びつき発展します。
上人が芦ノ湖に住む九頭の龍を鎮めてここに祀ったので、九頭龍神社とも呼ばれます。
箱根という交通の難所にある神社ということで、交通の神様として信仰を集めることになりました。
それにしても、芦ノ湖対岸からの眺め・・・絶景ですよね!
祭祀神は
ニニギノミコト
ヒコホホデミノミコト
コノハナサクヤヒメ
←
これはweb画像です
もちろん(^人^)
大涌谷は昨年の箱根の火山活動で立ち入り禁止になっていましたが、今の時期は大丈夫でした。
名物の黒たまごも復活してましたよ(笑)
標高750mの早雲山まで登る箱根ロープウェイも間近に見えています。
昼食は富士屋ホテル。
日本3大クラシックホテルのひとつです。
他のふたつは・・・軽井沢の万平ホテル、日光の金谷ホテル、です。
確かにそう思います。
レストランの風情は万平ホテルに似てますね、何となくですが・・・
ランチのカレーコース・・・サラダ、スープ、デザートがついて4,500円だとか・・・(高っ!)
そして最後がポーラ美術館。
ポーラ美術館は、ポーラ化粧品のオーナーである鈴木常二氏が集めた約9,500点の美術品を展示するために作られた私立美術館です。
設計は日建設計、竣工は2002年、延面積8,100㎡。
富士箱根伊豆国立公園の中ということで、構想から着工までにかなり長期間を要したようです。
アンリ・ルソーと藤田嗣治と写真家のアジェというパリに関わる作家の展示会が開催中で・・・
見応えがありました。
常設展もすごいコレクションです。
9,500点ですからね・・・
3日間・・・あっという間の旅行でしたが、秋の箱根を満喫するGOODな旅でした。
関東のリゾート地は歴史があるし、お金もそれなりに掛かっていて質が高いですね。
勉強になりました・・・・
♫ ♫ ♫
箱根で思い出すのは、滝廉太郎の「箱根八里」です。
この歌、中国の三國志などを引用した歌詞が良いんですね。
難しくて読めない字や意味のわからない語句が多くて、それを分からないままに歌うのがまた良いんですよ!
作詞は鳥居忱 (とりいまこと) です。
明治34年に発行された中学唱歌だそうです。
<第一章 昔の箱根>
箱根の山は 天下の険
函谷関も 物ならず
万丈の山 千仞の谷
前に聳え 後に支う
雲は山をめぐり 霧は谷をとざす
昼猶闇き 杉の並木
羊腸の小径は 苔滑か
一夫関に当るや 万夫も開くなし
天下に旅する 剛毅の武士
大刀腰に 足駄がけ
八里の岩根 踏み鳴らす
斯くこそありしか 往時の武士
<第二章 今の箱根>
箱根の山は 天下の阻
蜀の棧道 数ならず
万丈の山 千仞の谷
前に聳え 後に支う
雲は山をめぐり 霧は谷をとざす
昼猶闇き 杉の並木
羊腸の小径は 苔滑か
一夫関に当るや 万夫も開くなし
山野に狩する 剛毅の壮士
猟銃肩に 草鞋がけ
八里の岩根 踏み破る
斯くこそありけれ 近時の壮士
テナーの山本健二さんが歌ったデジタル版を聴いてください。
元気が出ますよ!
2011年発売
1 荒城の月
2 箱根八里
3 美しき天然
4 鎌倉
5 青葉茂れる桜井の
他全24曲