今年はちょっと不幸ごとがあったので
明日からのお正月は控え目に迎えることにしました。
注連飾りなし。鏡餅なし。年賀状なし。
そんな訳で、今年は例年になくのんびり目の大晦日となりました・・・・・
とりあえず午後から櫛田神社に参拝・・・
夕刻の年越大祓には参列できないので、紙の人型 (身代わり札) を預けてきました。
⬆︎ この人型に住所・氏名・年齢を書き、一年の反省を込めながら全身を撫で、
最後にふう、ふう、ふうと3回息を吹きかけてから神社に納めます。
志賀設計で監修している・・・櫛田神社の前の博多券番のディスプレイも、
先週末に正月用に飾り付けました。
こんな感じです。
Arranged by Hiro.Yashima
ポスターはこれです。
今年の博多をどりの演目<花の猩々>をデザインに取り込みました。
Designed by M.Tsukigata
なんだかんだありましたが、今年も無事に終わろうとしています。
すべてに感謝を捧げて、年越し蕎麦をいただきます。
福岡市博多区冷泉町2-9-1/092-291-0894
🎵 🎵 🎵 TODAY’S MUSIC 🎵 🎵 🎵
年の瀬を静かに迎えたい時に、いつも聴いている曲があります。
1951年・・・テナーの名手〜スタン・ゲッツが欧州ツアーで
スウェーデンのミュージシャン達と一緒に録音したご当地のフォークミュージック・・・
Dear Old Stockholm です。
若き日のスタン・ゲッツが奏でる蒼白きテナーサウンドを聴いていると
まだ見ぬ地でありながら、たまらない郷愁の情がこみ上げてくるのが不思議です。
THE SOUND/Stan Getz (Roost)
Stan Getz(ts), Bengt Hallberg(p), Gunnar Johnson(b), Jack Noren(ds), Kenneth Fagerlund(ds)
1951年録音
1 Standanavian
2 Prelude To A Kiss
3 I Only Have Eyes For You
4 Dear Old Stockholm
5 Night And Day
6 I’m Getting Sentimental Over You
Dear Old Stockholm 〜邦題<懐かしのストックホルム>は、あまりにメロディが美しいので
その後、たくさんのミュージシャンがカバーしました。
大晦日なので、今日は<ストックホルム>をたくさん聴いてみましょう。
⚫️ ジャズ史的に有名なのは、マイルス・デイヴィスのカバーです。
ジョン・コルトレーンがグループに参加して間もない頃の演奏で、グループとしてもまだ未完成な感じが否めない演奏です。
‘ROUND ABOUT MIDNIGHT/Miles Davis (CBS) 1956年録音
Miles Davis(tp), John Coltrane(ts), Red Garland(p), Paul Chambers(b), ‘Philly Joe’ Jones(ds)
⚫️ ピアノの巨匠〜バド・パウエルもパリで録音していました。とても良い演奏です。
IN PARIS/Bud Powell (Reprise) 1963年録音
Bud Powell(p), Gilbert Rovere(b), Kansas Fields(ds)
⚫️ MJQのジョン・ルイスがパリで録音したアルバムのこの曲も印象的です。
AFTERNOON IN PARIS/John Lewis & Sacha Distel (Pacific) 1956年録音
John Lewis(p), Sacha Distel(g), Barney Wilen(ts), Pierre Michelot(b), Connie Kay(ds)
⚫️ ベースのポール・チェンバースがブルーノートレコードに吹きこんだ演奏も渋いですね。
1枚目のマイルスのアルバムで、タップリ弾いたベースソロが、このアルバムを作るきっかけになったのかも知れませんね。
BASS ON TOP/Paul Chambers (Blue Note) 1956年録音
Hank Jones(p), Kenny Burrell(g), Paul Chambers(b), Art Taylor(ds)
いやはや、控え目の大晦日という設定にしては、紹介ジャズが大判振舞いでした・・・笑
21世紀の新しい演奏もたくさんある<懐かしのストックホルム>ですが、今日はこの辺で。
では、良いお年を・・・