小田原にもお菓子の<ういろう>があります。
京都や名古屋のういろうと較べると、ちょっと歯応えのある食感のういろうです。
この小田原ういろう・・・ご存知の方もおられるでしょうが・・・
市川團十郎の流暢な口上で有名な歌舞伎十八番『外郎売(ういろううり)』の、あの<ういろう>です。
ただし・・・
團十郎の<ういろう>は、お菓子ではなく<透頂香(とうちんこう)>なる丸薬です。
・・歌舞伎関係の詳しい話しは、
・・紫の太文字をクリックすると、ウェブの解説にリンクしますので・・・
で、その小田原のういろう屋さんが、これです!
おお!
江戸時代から600年続く<お薬屋さん>兼<和菓子屋さん>です。
小田原駅から車で10分の場所にあります。
先の土曜日、業界団体の会合の後にダッシュで行ってきました。
設計者としては、是非観ておきたいなと。
600年の暖簾の奥深さを・・・ですね。
社長さんは、25代外郎藤右衛門さん・・・苗字からして<ういろう(外郎)>さんなんですね!
中はこんな感じです。
手前がお菓子売り場、奥が薬局になっています。
薬の<ういろう>・・・実は何にでもよく効く万能薬でして・・・
歌舞伎の十八番になったのも・・・
咳で苦しむ二代目市川團十郎の喉を一服で治した抜群の効能に感謝されてのものでした。
その<ういろう>こと透頂香がこれです。
一見、仁丹みたいですが・・・・
疲れ、腹痛、頭痛、胸やけ、咳痰などなど、何にでも速攻で効いてくれる有難い薬です。
ただし、一人二箱しか売ってもらえません。
そこ、なかなか厳しいみたいです!
通販は無し・・・行って買うしかない希少薬ではあります。
🎵 🎵 🎵 TODAY’S MUSIC 🎵 🎵 🎵
11月28日のブログで紹介した Will You Still Be Mine ? というスタンダードナンバー・・・
この曲を作曲したマット・デニス Matt Dennis を聴いてみましょう。
作曲家で、ピアノの弾き語りが人気のヴォーカリスト、今で言うシンガー&ソングライターです。
1914年生まれで2002年に亡くなりました。
20世紀の高名なジャズバンド
トミー・ドーシー楽団やグレン・ミラーの軍楽団などで作曲や編曲もしていました。
でも、彼の真骨頂はやっぱりピアノトリオ・スタイルでの弾き語りです。
その中から、自作自演のヴォーカルアルバム<PLAYS AND SINGS>を聴いてください。
歌手で奥さんのヴァージニア・マクスレイさんとのデュエットも2曲演ってます。
PLAY AND SINGS/Matt Dennis (Capp)
Matt Dennis(vo, p), Virginia Maxey(vo), Gene Englund(b), Mark Barnett(ds)
1954年録音
2 Junior And Julie
3 The Night We Called It A Day
4 We Belong Together
5 Angel Eyes
8 Compared To You
9 That Tired Routine Called Love
10 It Wasn’t The Stars That Thrilled Me
11 When You Love A Fella
12 Let’s Get Away From It All
紫の太文字の曲をクリックすると youtube で曲が聴けます。