九州国立博物館の展示
「宗像・沖ノ島と大和朝廷」は今日が最終日・・・・
何とかギリギリで足を運びました。
今回は
世界遺産の登録を目指す
<宗像大社のスペシャルプレゼンテーション>です。
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ところで・・・
世界遺産登録って実のところなんでしょう?
ちょっとwikiってみましょう・・・・
世界遺産は
1972年のユネスコ総会で採択された
「世界遺産条約」に基づいて
世界遺産リストに登録された
遺跡・景観・自然など
人類が共有すべき普遍的価値を持つ物件のことで
移動が不可能な不動産やそれに準ずるもの
・・・が対象となっている。
◾️ 分類:文化遺産|自然遺産|複合遺産 (文化+自然)|危険にさらされている遺産|負の遺産。
※ 番外編で裏遺産=登録に漏れた遺産というのもあるそうです(笑)
◾️ 暫定リスト:世界遺産登録に先立ち、各国がユネスコ世界遺産センターに提出するリスト。
◾️ 手続き:各国政府からの推薦 (暫定リスト) ➡︎ ユネスコ世界遺産登録センター ➡︎ 諮問機関の評価・現地調査 ➡︎ 世界遺産委員会最終審議 ➡︎ 正式登録。
◾️ 世界遺産委員会:国際連合教育科学文化機関の委員会|世界遺産条約締約国のうち総会で選出された21か国の委員国で構成。
◾️ 日本の関係機関:文化遺産候補は文化庁|自然遺産候補は環境省・林野庁|文部科学省・国土交通省などで構成される世界遺産条約関係省庁連絡会議で推薦物件が決定。
◾️ 世界遺産委員会の決議:4つの決議
登録=登録決定|情報照会=翌年再申請可|登録延期=翌々年再申請可|不登録=以降の再申請不可。
◾️ 保全状況報告と抹消:登録後=6年ごとの保全状況報告義務+世界遺産委員会での再審議提出義務|抹消=保全状況未達の場合。過去に2件。
◾️ 世界遺産登録基準:10項目
・・(1) 人類の創造的才能を表現する傑作
・・(2) <建築・記念碑的芸術・都市計画など>の発展に関し、人類の価値の交流を示すもの
・・(3) 現存または消滅した文化的伝統・文明の証拠
・・(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する<建築様式・建築物群・技術の集積・景観>の優れた例
・・(5) ある文化を代表する伝統的集落などの際立った例
・・(6) 意義を有する<出来事・現存する伝統・思想・芸術的作品など>と明白に関連するもの
・・(7) すぐれた自然美・美的な重要性をもつ自然現象または地域
・・(8) 地球の歴史上の主要な段階を示す見本 (生物の記録・地形発達の進行過程など)
・・(9) 陸上・海洋などの生態系と動植物群の進化におけるプロセスの見本
・・(10) 生物多様性の保全にとって意義深い自然生息地 (絶滅の恐れのある種の生息地など)
以上、wiki の要約でした!
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さて、本題に戻って・・・・
聖域 沖ノ島 です。
⬆︎ ウェブ画像です
現在、
沖津宮 (沖ノ島にある神社) の神職が
10日交代で常駐しているのだそうです・・・
か絶海の孤島に一人で10日間!
あ怖っ!
あ携帯掛かるのかなあ?
⬆︎ ウェブ画像です
宗像大社は
沖ノ島にある 沖津宮
大島にある 中津宮
宗像にある 辺津宮
かの3社を合わせた総称です。
◾️ 3社の祭祀神は
宗像三女神と呼ばれる三姉妹の神で
あ沖津宮が長女のタキリヒメ
あ中津宮が次女のタギツヒメ
あ辺津宮が三女のイチキシマヒメ
を祀っています。
◾️ 因みに宗像三女神とは
あスサノオの十束の剣 (トツカノツルギ) を
あ姉のアマテラスが噛んだときに生まれた女神たち
と言われています。
◾️ 宗像大社は、日本各地に七千余ある
あ宗像神社・厳島神社・宗像三女神
を祀る神社の総本社です。
◾️ また、道の神としての総合神<貴 (むち)>の称号を
あ伊勢神宮・出雲大社に並んで持っており
<道主貴 (みちぬしのむち) >と呼ばれています。
◾️ 神宝として古代祭祀の国宝を多数有し
<裏伊勢>とも呼ばれています。
凄い神社なんです、宗像大社!
今回の九州国立博物館の展示は
中でも沖津宮のある沖ノ島にスポットを当てた内容でした。
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で、展示品です。
ウェブ上にいろんな画像がアップされているので
拾ってみました。
これは福岡県奴山 (ぬやま)で出土した5世紀の勾玉です。
宗像大社に保存されていた
三角縁神獣鏡という4世紀の銅鏡。
近畿の古墳から出土する大和朝廷期の銅鏡と酷似です。
これは宗像大社に保存される5〜6世紀の子持勾玉。
これも古代近畿で作られたモノにそっくりです。
これは韓国や近畿で見つかったモノとの類似点の多い
5〜6世紀の金製の指輪です。
これも同様に韓国のモノと類似点が多い
7〜8世紀の金銅製龍頭。
韓国 〜 近畿 〜 宗像に共通する装飾品や工芸品を見るにつけ
大陸文化との交流に際して
宗像大社の重要な役割が浮かび上がってきます。
神の時代・・・・
想像するとワクワクしてきませんか!
♫ ♫ ♫ TODAY’S MUSIC ♫ ♫ ♫
先月からベースマンのお話しが続きます。
ベース奏者で 20 世紀最大の巨人といえば・・・・
なんと言ってもチャールス・ミンガスです。
Charles Mingus 1922-1979
ミンガスはベーシストの範囲にとどまらず
作曲家、編曲家、バンドリーダーとしても
強烈な才能を発揮したアーティストでした。
そしてちょっと奇人でした 笑
彼が残したアルバムは多いんですが
一番有名なアルバムといえば・・・・
PITHECANTHROPUS ERECTUS 〜 直立猿人
・・・・です。
タイトルからしてユニークでしょ!
ミンガスの力強いベースラインに乗って
バンドメンバーが個性たっぷりなアドリブを展開します。
この時代にこんな前衛的なジャズは他に例がありません!
PITHECANTHROPUS ERECTUS/Charles Mingus (Atlantic)
Jackie McLean(as) J.R. Monterose(ts) Mal Waldron(p) Charles Mingus(b) Willie Jones(ds) 1956年録音
1. Pithecanthropus Erectus
2. A Foggy Day
3. Profile of Jackie
4. Love Chant
⬆︎ 紫の太字をクリックすると、YouTubeに移動します。