CDをコレクションしています!
というか、聴きたいCDを買ってるだけなんですが・・・
CDコレクションの楽しみのひとつが、スリーブのデザインです!!
昔、LPレコードの時代はレコードジャケットって言ってましたが・・・・
今はスリーブって言うんですね。
私のコレクションは専らJAZZなんですが・・・
魅力的なスリーブに出逢った時は、音楽の内容よりもそのスリーブが欲しくなります。
そんな魅力的なスリーブの中から、
今回は タイポグラフィの秀逸なデザインを紹介してみましょう・・・
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タイポグラフィと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、やっぱりコレ!
キャノンボール・アダレイの『サムシン・エルス』・・・
黒地に、タイトルとメンバーとレコード番号だけ。
でも、強烈なインパクトですよね。
音楽も最高です!
SOMETHIN’ ELSE/Cannonball Adderley (Blue Note Record)
1958年録音/スリーブデザイン:Reid Miles
リード・マイルス Reid Miles は1950〜60年代に活躍したグラフィックデザイナーで、
彼がデザインしたジャズLPのジャケットは今の時代でも人気があります。
有名なブルーノートレコードのジャケットには彼のタイポグラフィデザインが沢山あります。
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マイルス・デイビスのアルバムにも綺麗なタイポグラフィのスリーブがあります。
やっぱりリード・マイルスのデザインです。
でも、これはブルーノートレコードではなく、プレスティッジレコードです。
BAGS GROOVE/Miles Davis(Prestige Record)
1954年録音/スリーブデザイン:Reid Miles
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人気ピアニスト〜ビル・エヴァンスの初期盤・・・EVERYBODY DIGS・・・
当時の人気ミュージシャンがビルに贈った賛辞が、そのままタイポなデザインになっています。
Dig って言うのは、楽しむとか、理解するとか、認めるとか、そんな意味に使うジャズ用語です・・・
EVERYBODY DIGS BILL EVANS/Bill Evans(Riverside Record)
1958年録音/スリーブデザイン:Paul Bacon, Ken Braren, Harris Lewine
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8月7日のブログで紹介したトミー・フラナガンの人気盤『オーバーシーズ』・・・・
海の SEA とアルファベットの C を引っ掛けて・・・
その C が山ほど使われて<オーバーCズ>・・・
ダジャレ感覚のタイポグラフィです!
OVERSEAS/Tommy Flanagan(Metronome Record)
1957年録音
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最後はカラフルで楽しいタイポグラフィを・・・
アレンジを効かせたジャズで1960年代に人気があった
ジジ・グライスとドナルド・バードの双頭コンボ「ジャズテット」が Argo Record に残したアルバムです。
JAZZTET AND JOHN LEWIS/Art Farmer & Benny Golson(Argo Record)
1960年録音
いやあ、いいですねえ・・・・
これからまた、どんなジャズアルバムに巡り合うのか・・・・
考えるとワクワクしてきます!!
これって、若干病気でしょうか・・・・(笑)
♫ ♫ ♫
という訳で、今日はタイポグラフィのスリーブに入ったジャズをお届けします。
本日の冒頭で紹介したサックス奏者キャノンボール・アダレイ
彼のリーダーアルバム 『サムシン・エルス』です!
このアルバム、レコード会社との契約の都合で、
一応キャノンボールのリーダー盤ということになっていますが、
実質的には共演者であるマイルス・デイビスがリーダーです。
聴けばすぐに解りますが、全ての曲に漂う繊細かつクールなグループフィーリングは・・・・
当時のマイルス・デイビスが追求していた音楽そのものです。
シャンソンの名曲「枯葉」の斬新な演奏をぜひ聴いてください。
SOMETHIN’ ELSE/Cannonball Adderley (Blue Note)
Miles Davis(tp), Cannonball Adderley(as), Hank Jones(p), Sam Jones(b), Art Blakey(ds)
1958年録音
2 Love For Sale
3 Somthin’ Else
4 One For Daddy-O
5 Dancing In The Dark
6 Alison’s Uncle