今回の京都は祇園中心に動いたので、お食事もこの界隈で・・・となりました。
初日は和食の名店『山玄茶』・・・有名な滋賀の『招福楼』で修業を積まれた増田さんが8年前に開かれた料理屋です。
京都市東山区祇園町北側347-96
075-533-0218
この日は秋の旬な食材をふんだんに使って目と舌を楽しませて頂きました。
いきなり蟹の甲羅に載せた先付です。食前、食後を写してみました。
甲羅を1週間ほど酢に浸して柔らか〜くしてから料理を盛り付けるのだそうです。
吸物も器が綺麗で・・・一応、外と中味を写しておきました。
お造り、手巻き鮪寿司、名残り小鮎ときました。どれも美味しいですね。
藁苞 (わらづと) に包まれたアナゴの蒸しご飯、木蓋の下には季節の焚き物・・・
木蓋に置かれた花は竜胆 (りんどう) です。竜胆をじかに見るのは久しぶり・・・風流ですね。
いよいよメインのお料理・・・伊勢海老のグリルと鮑の茶碗蒸し?・・・相当美味!
いいタイミングで、ご飯も土鍋で炊き上がりました。
最後はご飯セットで締めです。そのあと水ものが出て終了。
ごちそうさまでした。
ご主人の増田伸彦さんは、お話し好きのとても気さくな方です。
2日目。数年前に新橋通から祇園花見小路に移転された老舗のフレンチレストラン『ぎをん萬養軒』さんにお邪魔しました。
京都市東山区祇園町南側570-120
075-525-5101
外は祇園らしいお茶屋さんの構えですが、中は白を基調にしたモダンなインテリアです。
この萬養軒、私が学生だった時分から京都では老舗のフレンチレストランとして有名でした。
でもその頃の私には行けるはずもなく、苦節40年の初来店であります・・・・(笑)
ちょっと我儘を言って、コースメニューにエスカルゴやコース以外のお肉を入れてもらうようお願いしたところ、ニコニコと気持ちよく対応していただきました。さすが、老舗の名店ですね。
エスカルゴ、マジで美味しかった〜
名物のコンソメのジュレにビシソワーズを混ぜたスープ、これは絶品です。
最近はやりのラップに包んでスープと一緒に蒸し上げるお料理・・・中は季節のキノコたち。
松茸も栗も入ってますよ!
メインで出していただいたのは、鮑、ロブスター、フィレ・・・トリュフもてんこ盛りで。
すみません・・・・ 贅沢です。
最後は、チーズ、デザート、プチフル・・・・ごちそうさまです。
さすが、京都の老舗レストランでした。
♫ ♫ ♫
本格派のお料理の後には本格派の音楽を。
本格派のジャズって?、と考えてみたら・・・・ビッグバンド・ジャズですか。
1930年代から1940年代、キラ星のようにたくさんのビッグバンドが活躍した時代でした。
そんな中から、今宵はデューク・エリントン楽団のビッグヒット「A列車で行こう」を紹介します。
この曲は1939年に、エリントン楽団のメンバーであるビリー・ストレイホーンが作詞作曲しました。
A列車というのは、ニューヨークの地下鉄A線のこと・・・・
ハーレムの高級住宅街「シュガーヒル」にあるエリントンの自宅に行く道順の歌で、『ハーレムに行くならA列車で行かなきゃダメだよ・・・』みたいな歌詞です。You Must Take The A Train・・・ですからね。
当時のハーレムは今と違い、文化の香り高い高級エリアだったんですね。
THE POPULAR DUKE ELLINGTON/Duke Ellington (RCA)
Duke Ellington(p,cond), Cat Anderson(tp), Mercer Ellington(tp), Herb Jones(tp), Cootie Williams(tp), Lawrence Brown(tb), Buster Cooper(tb), Chuck Connors(b-tb), Russell Procope(as,cl), Johnny Hodges(as), Jimmy Hamilton(ts,cl), Paul Gonsalves(ts), Harry Carney(bs), John Lamb(b), Sam Woodyard(ds)
1966年録音
2 I Got It Bad (and That Ain’t Good)
3 Perdido
4 Mood Indigo
5 Black and Tan Fantasy
6 The Twitch
7 Solitude
8 Do Nothin’ Till You Hear from Me
9 The Mooche
10 Sophisticated Lady
11 Creole Love Call