社長ブログ

 

 

 

家人の友人の初釜に招かれまして、無作法ながら参加しました。

 

プライベートな茶会なので、お茶自体は気軽に戴けるんですが・・・

いちおう、点心〜八寸〜濃茶〜薄茶という本式の茶会ではあります。

 

 

 

待合の掛け物は<和風>と書かれた扇子・・・花押を見ると、

表千家十四代而妙斎(じみょうさい)宗旦宗匠と、当代猶有斎(ゆうゆうさい)お家元の合筆による

おめでたい扇子です。

瓢箪の釣り具が、また、いいですね。

 

 

 

香合は干支の<子>さんで・・・かわいいですね。

 

 

 

慣れない正客でしたが、ただただ先生の仰せの通りに努めました・・・・・

亭主のIさんには役不足で誠に申し訳ありません・・・謝

 

 

 

 

濃茶の<おも菓子>と、薄茶の<干菓子>です。

いずれも赤坂の『熊屋』さんのお菓子です。

 

 

熊屋

福岡市中央区赤坂1-15-21/092-737-3993

 

 

そんなこんなで茶会は無事終了。

明後日は新年の仕事始めです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♫ ♫ ♫  TODAY’S  MUSIC  ♫ ♫ ♫

 

 

 

 

 

 

今年は子年。

干支に因んで、気持ちを新たに初仕事を進めよう、と心掛けていますが・・・・

そんな気分を高めてくれる曲を紹介します。

 

 

Maiden Voyage 〜処女航海 です。

1960年代、新主流派と呼ばれたジャズの新しい世代を象徴する名曲です。

 

当時、マイルス・デイビスの5重奏団に所属していたハービー・ハンコック

満を持してブルーノートレコードに吹き込んだリーダーアルバムです。

どことなくミステリアスなテーマが延々とくり返され、

聴き手は、いつの間にかそのムードに飲み込まれていく不思議な曲です。

 

MAIDEN VOYAGE/Herbie Hancock (Blue Note)

Freddie Hubbard(tp), George Coleman(ts), Herbie Hancock(p), Ron Carter(b), Tony Williams(ds)    1965年録音

 

1. Maiden Voyage
2. The Eye Of The Hurricane
3. Little One
4. Survival Of The Fittest
5. Dolphin Dance

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎年のことながら

我が社と我が家の新年は、志賀島の突端にある志賀海神社でのご祈祷から始まります。

 

 

 

もう25年以上ここで新年のご祈祷をお願いしています。

お詣りする人が年々増えて、昔に比べると境内がずいぶん賑やかになりました。

 

 

 

社務所で、今年は志賀茶というお茶を販売されてました。

ああ訊くと、七夕祭の時だけに出していたお茶の評判が良くて、

ああ売って欲しいという方が多いので、今年はお正月用に置いておられるとのことでした。

 

単品のお茶はもう売り切れだそうで、熊手やタオルが入ったセットをいただきました。

 

 

 

今年は干支も初順の「子」に還り、新たなスタートの年ですね・・・と、ご神職の弁。

心に刻みました。

 

 

 

ご参拝が終わったら、お腹が空いてきて、

おせちと雑煮が続いたので、カレーでもということになり・・・・・

今泉のカレー店『106 サウスインディアン』に直行しました。

 

時々、無性にここのタンドーリチキンが食べたくなります。

 

 

いつもはハーフピースですが、今日はワンピースにチャレンジしました。

 

 

カレーは、チキンカレーとほうれん草のカレーです。

いつも通りの期待を裏切らないお味でした!

 

106サウスインディアン

福岡市中央区今泉1-17-14/092-791-1065

 

今年は例年より随分早いカレー屋さん訪問でした。

 

 

 

 

 

 

 

♫    ♫    ♫    TODAY’S MUSIC    ♫    ♫    ♫

 

 

 

ジャズの代表楽器〜トランペット〜の最後の巨人といえば、

1980年代にデビューしたウィントン・マルサリスでしょう。

 

それから約30年というもの、ジャズ界にトランペットのビッグスターが現れていません。

そのウィントンも今や、ニューオーリンズで、学者さんのようなプレイヤーになってしまいました。

これはジャズ界にとってかなりヤバい状況だと思います。残念ですね。

 

 

ウィントンがまだリアルジャズをやっていた頃、

クインテットでライブ録音したバリバリのジャズアルバムがあります。

本日はそれをご紹介します。

 

LIVE AT THE HOUSE OF TRIBES/Wynton Marsalis (Blue Note)

Wynton Marsalis(tp), Wessell Anderson(as), Eric Lewis(p), Kengo Nakamura(b), Joe Farnsworth(ds), Robert M. Rucker(tambourine), Orlando Rodriquez(perc)  2002年録音

 

1. Green Chimneys

2. Just Friends

3. You Don’t Know What Love Is

4. Donna Lee

5. What Is This Thing Called Love

6. 2nd Line

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いい天気で新年を迎えました。

今年は忌明けで、鏡餅のない正月です。

 

 

一応、床の間だけは軸を掛けて正月を迎えました。

<松樹千年翠>・・・松の木は千年の時を経ても緑のままである。未来永劫に繁栄が続く・・・

そういうありがたい意味だそうです。

 

 

 

 

置物は、シンプルで神聖な<福鈴>です。

神楽で使うですね・・・・家人のセレクトです。

 

 

 

今年も良い一年でありますように!

 

 

 

 

 

 

 

 

♫    ♫    ♫    TODAY’S MUSIC    ♫    ♫    ♫

 

 

 

 

On The Sunny Side Of The Street 〜明るい表通りで>という曲が大好きで

これを聴くと、元気が出てきます!

 

 

元旦にはこの曲を聴いて、エネルギーを蓄えましょう!

 

 

🔵 いの一番にお薦めするのは、ディジー・ガレスピーが、ソニー・ロリンズソニー・スティット

共演した夢のようなギグです。

終盤には、ガレスピーお得意のヴォーカルまで聴ける超お得な演奏です。

 

SONNY SIDE UP/Dizzy Gillespie (Verve)  1959年録音

Dizzy Gillespie(tp), Sonny Rollins(ts), Sonny Stitt(ts), Ray Bryant(p), Tom Bryant(b), Charlie Persip(ds)

 

1  On The Sunny Side Of The Street

2  The Eternal Triangle

3  After Hours

4  I Know That You Know

 

 

🔵 ご贔屓歌手のダイアナ・クラールも彼女の初期のアルバムで取り上げています。

もちろん弾き語りのヴォーカル入りです。

 

⬆︎ 画像をクリックすると<明るい表通りで>が聴けます。

STEPPING OUT/Diana Krall (Justin Time)  1993年録音

Diana Krall(vo,p), John Clayton(b), Jeff Hamilton(ds)

 

 

🔵 あと二つ、YouTube のライブ画像でお薦めがあります。

 

珍しいコントラバスの弾き語りで人気のあるエスペランザ・スポルディングが、

2016年にオバマ大統領の前で演奏したライブ映像です。

大統領のディグする姿もくっきりと撮れてます。

 

⬆︎ 画像をクリックすると<明るい表通りで>が聴けます。

On The Sunny Side Of The Street/Esperanza Spalding   2016年

 

 

もう一人は、スペインの人気女性歌手兼トランペッター〜アンドレア・モティスです。

若い優秀なジャズレディを発掘するので著名ホアン・チャモロのグループでの演奏です。

この日のモティスはヴォーカルに専念して、トランペットは持ってませんが・・・・

 

⬆︎ 画像をクリックすると<明るい表通りで>が聴けます。

On The Sunny Side Of The Street/Joan Chamorro & Andrea Motis  2012年

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年はちょっと不幸ごとがあったので

明日からのお正月は控え目に迎えることにしました。

 

注連飾りなし。鏡餅なし。年賀状なし。

そんな訳で、今年は例年になくのんびり目の大晦日となりました・・・・・

 

 

 

とりあえず午後から櫛田神社に参拝・・・

夕刻の年越大祓には参列できないので、紙の人型 (身代わり札) を預けてきました。

 

⬆︎ この人型に住所・氏名・年齢を書き、一年の反省を込めながら全身を撫で、

最後にふう、ふう、ふうと3回息を吹きかけてから神社に納めます。

 

 

 

志賀設計で監修している・・・櫛田神社の前の博多券番のディスプレイも、

先週末に正月用に飾り付けました。

こんな感じです。

 

 

Arranged by Hiro.Yashima

 

ポスターはこれです。

今年の博多をどりの演目<花の猩々>をデザインに取り込みました。

 

Designed by M.Tsukigata

 

 

 

なんだかんだありましたが、今年も無事に終わろうとしています。

すべてに感謝を捧げて、年越し蕎麦をいただきます。

 

⬆︎ 櫛田神社の参道の蕎麦「むらた」の年越し蕎麦です。

信州そば  むらた

福岡市博多区冷泉町2-9-1/092-291-0894

 

 

 

 

♫    ♫    ♫    TODAY’S MUSIC    ♫    ♫    ♫

 

 

 

年の瀬を静かに迎えたい時に、いつも聴いている曲があります。

 

1951年・・・テナーの名手〜スタン・ゲッツが欧州ツアーで

スウェーデンのミュージシャン達と一緒に録音したご当地のフォークミュージック・・・

Dear Old Stockholm です。

 

若き日のスタン・ゲッツが奏でる蒼白きテナーサウンドを聴いていると

まだ見ぬ地でありながら、たまらない郷愁の情がこみ上げてくるのが不思議です。

 

 

 

THE SOUND/Stan Getz (Roost)

Stan Getz(ts), Bengt Hallberg(p), Gunnar Johnson(b), Jack Noren(ds), Kenneth Fagerlund(ds)

1951年録音

1  Standanavian
2  Prelude To A Kiss
3  I Only Have Eyes For You
4  Dear Old Stockholm
5  Night And Day
6  I’m Getting Sentimental Over You

 

 

Dear Old Stockholm 〜邦題<懐かしのストックホルム>は、あまりにメロディが美しいので

その後、たくさんのミュージシャンがカバーしました。

大晦日なので、今日は<ストックホルム>をたくさん聴いてみましょう。

 

⚫️ ジャズ史的に有名なのは、マイルス・デイヴィスのカバーです。

ジョン・コルトレーンがグループに参加して間もない頃の演奏で、グループとしてもまだ未完成な感じが否めない演奏です。

 

⬆︎ 画像をクリックしてください

‘ROUND ABOUT MIDNIGHT/Miles Davis (CBS)  1956年録音

Miles Davis(tp), John Coltrane(ts), Red Garland(p), Paul Chambers(b), ‘Philly Joe’ Jones(ds)

 

 

⚫️ ピアノの巨匠〜バド・パウエルもパリで録音していました。とても良い演奏です。

 

⬆︎ 画像をクリックしてください

IN PARIS/Bud Powell (Reprise)  1963年録音

Bud Powell(p), Gilbert Rovere(b), Kansas Fields(ds)

 

 

⚫️ MJQのジョン・ルイスがパリで録音したアルバムのこの曲も印象的です。

 

⬆︎ 画像をクリックしてください

AFTERNOON IN PARIS/John Lewis & Sacha Distel (Pacific)  1956年録音

John Lewis(p), Sacha Distel(g), Barney Wilen(ts), Pierre Michelot(b), Connie Kay(ds)

 

 

⚫️ ベースのポール・チェンバースがブルーノートレコードに吹きこんだ演奏も渋いですね。

1枚目のマイルスのアルバムで、タップリ弾いたベースソロが、このアルバムを作るきっかけになったのかも知れませんね。

 

⬆︎ 画像をクリックしてください

BASS ON TOP/Paul Chambers (Blue Note) 1956年録音

Hank Jones(p), Kenny Burrell(g), Paul Chambers(b), Art Taylor(ds)

 

 

いやはや、控え目の大晦日という設定にしては、紹介ジャズが大判振舞いでした・・・笑

21世紀の新しい演奏もたくさんある<懐かしのストックホルム>ですが、今日はこの辺で。

 

では、良いお年を・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年末の買い物の帰りに、いつも立ち寄るイタリアン食堂に来てみると・・・

 

あれれ、店名が違う・・・

仕方ないので、とりあえず入ってみることに。

店内は以前と全く一緒だけど、シェフもフロアもすっかり別人に・・・

居抜きってやつですね・・・

 

訊けば、前の店は10月で閉店して、2週間前にオープンしたのだそうな。

タベルナ  ティベリーナという、やっぱりイタリアン食堂です。

 

 

⬆︎ ネットの画像ですが TIBERINA というイタ飯屋さんです。

taverna  TIBERINA

福岡市中央区警固1-8-12/092-725-8771

 

 

前菜とパスタを適当に注文しましたが、どれも美味しい料理でした。

中部イタリアのパドーヴァのレストランで修行したという園田シェフの手打パスタは

本場イタリアの味がしました。

 

⬆︎ 唐津のイノシシのラグーソース、パスタは手打のパッパルデッレです。

 

⬆︎ 唐津産トマトのタリアテッレ。これも手打麺です。パルミジャーノがたっぷりかかって柔らかい味になってます。

 

パスタが大変秀逸でした。

コペルトのパンも自家製でたくさん出してくれるのが、さすがイタリア仕込みです。

 

⬆︎ パンはたっぷり乗ってましたが、もうだいぶ食べました。

 

最後はドルチェとエスプレッソでオ フィニートです。

 

⬆︎ ナッツが入ったアップルパイとジェラートの盛り合わせでした。

 

 

年末最後の外食はなかなかグッドなイタリアン食堂での締めとなりました。

フロアの田中くんがまたとてもユニークで・・・・

 

外に出ると、夜も更けて・・・ティベリーナさんの年末ラスト顧客になってました・・・笑

 

 

 

 

 

 

 

♫    ♫    ♫    TODAY’S MUSIC    ♫    ♫    ♫

 

 

 

 

中学生で欧米のポップスを聴き始めた頃・・・・・50年くらい前ですよ (笑)

イタリアの女性歌手で、ジリオラ・チンクエッティという人が人気がありました。

 

⬆︎ Gigliola Cinquetti 1947年生まれ

 

 

日本で言えば、中尾ミエとか日野てる子みたいな存在じゃないでしょうか? (超古っ)

 

当時、<>という曲が大ヒットしていました・・・・・1969年です。

チンクエッティ自作自演の曲です。これ、今日知りました (笑)

で、サンレモ音楽祭参加曲・・・サンレモ音楽祭って当時けっこう有名でしたね。

 

 

⬇︎  画像をクリックするとチンクエッティの動画が見れます。

LA PIOGGIA (雨)/Gigliola  Cinquetti

作詞:Gigliola Cinquetti/作曲:Gigliola Cinquetti.  1969年発売

 

イタリア語ですが、歌詞です。

<新聞に天気が変わると書いてある でも、あなたがいれば、雨なんて降らない>・・・

ま、たわいのないラブソングですね。

 

Sul giomale ho letto che
Il tempo cambiera,
Le nuvole son nere in cielo
E che i passeri lassu
Non veleranno piu,
Chissa perche.

 

Io non cambio mai
No, non cambio mai.
Puo cadere il mondo ma,
Ma che importa a me.

 

La pioggia
Non begna il nostro amore
Quando il cielo e blu.
La pioggia,
La pioggia non esiste se mi guardi tu.
Butta via l’ombrello, amor,che non serve piu,
Non serve piu, se ci sei tu.

 

Il termometro va giu,
Il sole se ne va,
I’inverno fa paura a tutti
Ma c’e fuoco dentro me
Che non si spegnera
Lo sai preche.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年末映画と言えば・・・私の世代は『忠臣蔵』でした。

でも、最近の世代は『忠臣蔵』を知りませんね・・・・・涙

 

 

 

 

 

 

 

 

人形浄瑠璃歌舞伎の題材にもなり、

昭和の大歌手〜三波春夫の浪曲の名調子にも謳われた・・・忠臣蔵ですが、

 

ああ時に元禄十五年十二月十四日・・・
ああ江戸の夜風をふるわせて・・・響くは山鹿流儀の陣太鼓
ああしかも一打ち二打ち三流れ・・・

知らないんですよね、平成世代は・・・

 

 

⬆︎ 人形浄瑠璃『仮名手本  忠臣蔵』

 

⬆︎ 歌舞伎 『仮名手本  忠臣蔵』

 

⬆︎ 三波春夫 『元禄名槍譜  俵星玄蕃』の熱唱

 

 

 

 

ところが今年、この『忠臣蔵』が凄い発想でリニューアルされたんです!

そのタイトルたるや、『決算!忠臣蔵

 

 

 

 

びっくりしたなぁ、もう・・・

あの仇討ちドラマの収支報告が映画になるなんて・・・

 

ええ原作:山本博文➡︎東京大学教授

ええ脚本・監督:中村義洋

ええ出演:堤真一、岡村隆史、妻夫木聡、竹内結子、石原さとみ、西村まさ彦、阿部サダヲ 他

 

大石内蔵助が残した決算書を元に、赤穂浪士の吉良邸討ち入りをお金の面から描いた

山本博文の『<忠臣蔵>の決算書』を映画化。

 

元禄14年。

お家再興の望みを絶たれた赤穂藩筆頭家老〜大石内蔵助は、吉良邸討ち入りを計画。

だが、その予算には上限があり・・・・・

その上限は現代価格にして9500万円

 

討ち入るのか、討ち入らないのか!?

迷っているうちに、時は元禄15年。

予算はどんどん減っていく。

とはいえ、仇討ち中止は到底許されそうもない世間の空気・・・

どうする大石内蔵助!?

予算の都合で、チャンスは一回。

果たして彼らは予算内で一大プロジェクト<仇討ち>を無事に決算することができるのか・・?

 

 

と、まあ、シリアスなはずの時代劇が

コストコントロールに悩まされながらのプロジェクト遂行へ!

新発想の局面から描かれたコミカルな『忠臣蔵』が実に良い出来でありました。

 

 

 

それにしても厳しいコストコントロール・・・なんか、設計のお仕事にも繋がる空気があったりして

妙に共感を覚える映画でした・・・笑笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♫    ♫    ♫    TODAY’S MUSIC    ♫    ♫    ♫

 

 

 

 

今日は『忠臣蔵』の話題でしたので

やはりこれに因んだ曲を紹介しましょう。

 

本文にも登場した三波春夫さんの『元禄名槍譜  俵星玄蕃』という曲です。

これ、たぶん高齢者限定の選曲です・・・・・・笑

 

 

 

 

俵星玄蕃は実在の人物ではなく、講談忠臣蔵』に登場する創作上の人物です。

しかも、赤穂浪士ではありません。

宝蔵院流の槍の名人で、四十七士の一人である杉野十兵次に槍の奥義を授けたという人物設定です。

 

赤穂浪士の討ち入りを知った玄蕃は、その陣中ヘ助太刀に駆けつけますが・・・

大将の大石内蔵之助に丁重に断られ・・・

やむなく吉良邸の外に出て、吉良方の助っ人を阻止するため

朝まで橋のたもとに陣取り、四十七士を守ったというストーリーです。

 

 

三波春夫さんは、昭和40年代から長く活躍した大歌手です。

1970年の<大阪万博>の公式テーマソングを歌って一躍ビッグになったと記憶しています。

 

⬆︎  画像をクリックすると大阪万博のテーマソングが聴けます。

 

三波さん、実はこの6年前に開催された<東京オリンピック>でも歌ってます。

NHK制定となってますから、準テーマソング的扱いですよね。

これも大ヒットしましたよ・・・そう言えば・・・

 

⬆︎  画像をクリックすると「東京五輪音頭」が聴けます。

 

今で言えば、2020東京オリンピックと2025大阪万博のテーマソングをダブルで歌うという

とんでもないビッグスターですよね!

 

 

 

前置きがずいぶん長くなりました。

今日の本題です。

 

三波春夫さんの名調子「元禄名槍譜  俵星玄蕃」をお聴きください。

ジャンル的には<長編歌謡浪曲>だそうです・・・今はもうそんなジャンル、ないですけどね。

9分超の大熱演です。⬇︎  画像をクリックしてください。

 

元禄名槍譜  俵星玄蕃/三波春夫 (テイチク)

作詞:三波春夫/作曲:長津義司 1964年発売

 

調子が<浪曲>となるくだりの歌詞を載せておきます。

読みながら聴くと意味が良くわかりますので・・・笑

 

時に元禄十五年十二月十四日・・・

江戸の夜風をふるわせて 響くは山鹿流儀の陣太鼓 

しかも一打ち 二打ち 三流れ

思わずハッと立ち上がり 耳を澄ませて太鼓を数え

おう、正しく赤穂浪士の討ち入りじゃ!

助太刀するは此の時ぞ

もしやその中に ひるま別れたあのそば屋が 居りはせぬか

名前はなんと今一度 逢うて別れが告げたいものと

けいこ襦袢に身を固めて

段小倉の袴 股立ち高く取り上げし

白綾たたんで後ろ鉢巻 眼のつる如く

なげしにかかるは先祖伝来 俵弾正鍛えたる 九尺の手槍を右の手に

切戸を開けて ひと足表に踏み出せば

天は幽暗 地は凱々たる白雪を 蹴立ててぇ〜 行手は松阪町ぉ〜

 

吉良の屋敷に来てみれば

今 討ち入りは真最中・・・

総大将の内蔵之助 見つけて駆け寄る俵星が

天下無双のこの槍で お助太刀をば致そうぞ

云われた時に大石は 

深き御恩はこの通り 厚く御礼を申します 

されども此処は此のままに 槍を納めて 御引上げ下さるならば有り難し

 

かかる折りしも 一人の浪士が雪をけたてて

サァク サァク サク サク サク サク サクぅ

先生!

おうッ そば屋か!

いや いや いや いや 襟に書かれた名前こそ

まことは杉野の十兵次殿 

わしが教えたあの極意 

命惜しむな 名をこそ惜しめ 立派な働き祈りますぞよ

 

さらばさらばと右左 

赤穂浪士に邪魔する奴は 何人たりとも通さんぞ 

橋のたもとで 石突き突いて 槍のぉ〜 玄蕃は〜 仁王立ちぃ〜

 

 

くぅ〜 堪らん! ですね。

ジャズ以外に、意外に、こんなのも聴きます・・・笑笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか早いですね。

4月1日に変わった新年号<令和>も初年度は残すところあと10日です。

 

 

 

弊社で監修する<博多券番>のディスプレイも師走バージョンに模様替えを済ませました。

 

今年の博多をどりの画像をあしらった12月ポスターもなかなか好評です。

弊社の設計総務女子の制作です。

 

 

 

 

⬆︎ 櫛田神社の正面の博多伝統芸能館のディスプレイ用ポスターです。おおおおおおおお月末まで掲示しています。

 

 

来週は自社の忘年会と仕事納め。

あと1週間、頑張ります!

 

 

 

 

 

 

♫    ♫    ♫    TODAY’S MUSIC    ♫    ♫    ♫

 

 

 

 

昨日このブログで紹介した寺島レコード、良いですね!

今日は寺島レコードからもう1枚、素敵なアルバムを紹介します。

 

 

ヴォーカルの MAYA さん。

ジャズのジャンルにこだわらず、ラテンやJポップも歌う今様のシンガーです。

 

FANM MATINIK DOU/MAYA (寺島レコード)

MAYA(vo), 松尾 明(ds), 嶌田 憲二(b), 小林 裕(p), 岡田 げん(p), 内田 光昭(tb), 関根 彰良(g), 高橋 康廣(arrangement)  2009年録音

 

1. 稲村ジェーン
2. ベサメ・ムーチョ
3. セル・イ・ノ・セル
4. アブラサメ
5. サボール・ア・ミ
6. マリア・セルヴァンテス
7. ラ・クンパルシータ
8. 崩れた世界
9. プリンセサ・カバジェーロ
10. ある恋の物語
11. 優しいマルチニークの女
12. 三つの言葉

 

⬆︎ 紫の太字の曲目をクリックすると曲が聴けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月ですが、宮崎の名産 日向夏 をいただきました。

夏みかんです。

 

 

綺麗ですね。

 

 

この日向夏、江戸時代に宮崎県のとある住居の庭で発見され・・・

以来、栽培が続けられているそうで、

1990年代に種の無い品種が作られてからは、種ナシの日向夏が人気だそうです。

 

 

 

皮を剥くと、果肉は厚い白皮に包まれています。

この白皮、柔らかくて繊維が無くてそのまま食べれます。

 

日向夏は白皮まで食べるのが、通の食べ方です!

 

皮を剥くと、ふかふかの白皮が出現。これはネットの画像です。

 

 

宮崎県以外から出荷される同種のみかんは、小夏、ニューオレンジなどと命名されてますが、

みな同じ日向夏だということでした。

 

 

 

 

 

 

 

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今日はみかんのようにスッキリとしたジャズをお薦めします。

 

 

 

ドラムの松尾明さんは、

ジャズ喫茶の親父〜寺島靖国主催のジャズレーベルでブレイクしたミュージシャンです。

寺島氏好みの、ベースとドラムが物言う録音で

スッキリしたジャズアルバムを次々にリリースして話題になりました。

 

 

この EASTER PARADE は安井さち子さんのピアノをフューチャーした

ケレン味のないストレートなアルバムです。

アップテンポの1曲〜Taken By Force を聴いてください。

 

 

 

EASTER PARADE/松尾明 (寺島レコード)

安井さち子(p), 高瀬裕(b), 松尾明(ds)   2012年録音

 

1. Modal Mood
2. Softly As In A Morning Sunrise
3. Blues On The Edge
4. Easter Parade
5. Green Chimneys
6. Gray Lady
7. When You Are Smiling
8. Coincidence Calypso
9. Taken By Force
10. Lilacs In The Rain
11. Lack Of Intelligence
12. I’m Free Again
13. Softly As In A Morning Sunrise (alt.take)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若久でジャズライブ  ♫   ♫   ♫

 

 

友人の紹介で

YoYo the Pianoman & 門田 Jaw 晃介>というジャズユニットの

クリスマスライブに行ってきました・・・

 

 

 

帽子をかぶった彼が、YoYo なるピアノマンです。

一見チャラいラッパーなんですが、実はバークリー音楽院を修了したピアノの俊英です。

 

Jaw こと門田晃介君はサックス奏者で、テナーとソプラノを持ち替えで演奏します。

バラッドからアバンギャルドな曲まで、自由自在に吹きこなす熱いサキソフォニストでした。

 

 

 

 

会場は、こんなところに?と思ってしまう郊外ライブハウス『言の波』さんです。

 

カフェスタジオ『言の波』

福岡県福岡市南区若久4-2-31/092-512-6694

 

 

夕方6時からご飯を食べて、7時から始まったライブは、

なんと10時近くまで盛り上がり、とっても熱くブラビーなギグでした!

 

 

 

 

 

 

♫    ♫    ♫    TODAY’S MUSIC    ♫    ♫    ♫ 

 

 

 

 

YoYo & Jaw のユニットは何枚かアルバムをリリースしています。

 

 

会場で最新アルバムを販売していたので、さっそく購入しました。

⬇︎  画像をクリックして二人のサウンドをお聴きください。

 

CHRISTMAS SWING JAZZ 3 / JAW meets Pianoman【IHNT-1103】

1 The Christmas Song
2 Santa Claus Is Coming To Town
3 Jingle Bells
4 そりすべり
5 聖しこの夜

 

少し前の演奏ですが、YoYo がノリノリの演奏も1曲どうぞ。

こちらは、ピアノトリオにギターを加えたカルテットの演奏です。

 

⬆︎ 画像をクリックすると動画を観れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年ぶりのCDスリーブ紹介シリーズのブログです。

 

第1回が、160822 タイポロジー・スリーブ編

 

⬆︎   ジャケット画像をクリックすると2016年08月22日の記事にジャンプします。

 

 

第2回が、161203 バイク・スリーブ編・・・・・でした。

 

⬆︎   ジャケット画像をクリックすると2016年12月03日の記事にジャンプします。

 

 

 

で、今回は何のテーマにしようか・・・と考えまして・・・

そう、マイクロフォン・スリーブ編にしました・・・?

 

マイクロフォンがCDスリーブに配されたアルバムということです。

 

⬇︎   つまり、こんな感じの・・・

 

SINGS BEDTIME STORIES/高岡早紀 (ビクターエンターテインメント)

 

 

マイクロフォン・スリーブ・・・なかなかいい感じでしょ!

マイクロフォンが主役というか、重要な役割を果たしているスリーブのアルバムを

ご紹介しようというのが今日の目論見です。

 

マイクが主役なので、当然、ヴォーカルのアルバムが多い訳ですが・・・

 

 

 

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ではさっそく始めます!

 

 

 

マイクロフォンに向かって、苦しげに切なげに歌いかける表情で有名なアルバムと言えば・・・

やっぱりこれでしょう!

 

🟢その1

HELEN MERRILL WITH CRIFFORD BROWN/Helen Merrill (EmArcy)

Helen Merrill(vo), Clifford Brown(tp), Danny Bank(fl), Jimmy Jones(p), Barry Galbraith(g),
Gilt Hinton(b), Oscar Pettiford(b,cello), Osie Johnson(ds), Bobby Donaldson(ds)   1954年録音

ニューヨークの溜息と謳われたヘレン・メリルが夭逝の天才トランペッター、クリフォード・ブラウンをバックに歌ったアルバムです。若き日のヘレン・メリルの歌唱に被さるブラウニーのトランペットが素晴らしい出来栄えです。

⬆︎ 画像をクリックして、You’d Be So Nice To Come Home To をお聴きください。

 

🟢その2

SINGS LULLABYS OF BIRDLAND/Chris Connor (Bethlehem)

Chris Connor(vo), Ronnie Odrich(fl,cl), Joe Cinderella(g), Don Burns(acc), Vinnie Burke(b), Art Mardigan(ds)   1954 年録音

クリス・コナーは1950年代にスタン・ケントン楽団の専属歌手、いわゆるケントン・ガールズとして人気を博し、晩年まで長く活躍したヴォーカリストです。低いハスキーヴォイスで数々の名唱を遺しました。

⬆︎ 画像をクリックして、Lullabys Of Birdland をお聴きください。

 

 

ヘレン・メリルのアルバムに勝るとも劣らぬ粋なスリーブがこちら。

 

🟢その3

THELMA GRACEN/Thelma Gracen (Wing〜EmArcy)

Thelma Gracen(vo), Quen Anderson(tb), Georgie Auld(ts), Lou Levy(p), Barney Kessel(g), Joe Comfort(b), Sid Bulkin(ds)    1955年録音

セルマ・グレーセンは生涯でこの1枚のアルバムしか発表していない幻級の歌手。でも、一流どころの伴奏者を従えて上出来のジャズヴォーカルを聴かせてくれてます。優しげな表情が何とも言えませんね。

⬆︎ 画像をクリックして、Tea For Two をお聴きください。

 

 

次は日本人のアルバムを・・・

 

🟢その4

YELLOW CARCASS IN THE BLUE/笠井紀美子 (Three Blind Mice)

笠井紀美子(vo), 峰厚介(ss,as), 菊地雅洋(p), 鈴木良雄(b), 村上寛(ds)   1971年録音

笠井紀美子は1970年代に日本で一番人気の高かったジャズヴォーカリストです。このアルバムスリーブにはマイクロフォンが写っていませんが、彼女の数十センチ先にはきっとマイクロフォンがセッティングされているに違いありません。ハスキーな声、クネクネとうねるようなフレージングなどとても個性的なヴォーカルです。

⬆︎ 画像をクリックして、Round ‘bout Midnight をお聴きください。

 

 

ヴォーカルを最後にもう1枚。

一昔前ですが、日本で人気の高かったオランダのヴォーカリスト、アン・バートンです。

 

🟢その5

HE’S FUNNY THAT WAY/Ann Burton (ロブスター企画)

Ann Burton(vo), Ken McCarthy(p), 稲葉国光(b), 小原哲二(ds)    1977年/1980年録音

バートンが来日した折に、ダイレクトカッティングという一発勝負の録音方式で有名になったロブスター企画という小さなレコード会社に吹き込んだ稀少盤。ピアノトリオをバックに得意のバラッドを歌った名品です。

⬆︎ 画像をクリックして、Skylark をお聴きください。

 

 

ヴォーカルが続いたので、数少ない楽器系のマイクロフォンスリーブを紹介しましょう。

 

🟢その6

MINOR MOVE/Tina Brooks (Blue Note)

Lee Morgan(tp), Tina Brooks(ts), Sonny Clark(p), Doug Watkins(b), Art Blakey(ds)   1958年録音

ジャズの名門レーベル<ブルーノート>の中でも、ティナ・ブルックスはちょっとマイナーな存在の人。でも、サックスの音やフレーズは、ハンク・モブレイやクリフォード・ジョーダンと較べても全く遜色のない人です。これは、サイドに豪華なメンバーを揃えたクインテット編成のリーダーアルバムです。

⬆︎ 画像をクリックして、Minor Move をお聴きください。

 

 

どうです。

マイクロフォン・スリーブ、なかなか面白いでしょう?

ジャズって中身の音楽も大事ですが、スリーブデザインも相当に重要なんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

♫    ♫    ♫    TODAY’S MUSIC    ♫    ♫    ♫ 

 

 

 

今日の音楽は、

もう1枚、マイクロフォン・スリーブを紹介して終わりましょう。

 

 

新しい録音なんですが、CDがなかなか手に入らない稀少盤です。

小川恵理紗さんは1989年生まれのジャズフルート奏者です。

渡米して名門バークレー音楽院でジャズを学び、2013年から日本に戻って全国各地でライブ活動中を行なっています。

 

マイクに向かってフルートを構えたスリーブ写真がかなり秀逸ですね。

現在、ウォンテッド順位が第1位のCDアルバムです。

 

SKY IS THE LIMIT/小川恵理紗 (ちぐさレコード)

小川恵理紗(fl), ヤマザキタケル(p), 森田悠介(b), 野澤宏信(ds), 板橋文夫(p), 会田桃子(vln), 金子健(b)    2016年録音

 

1.  Black Nile

2.  Completed Light

3.  It’s You Or No One

4.  オルゴール時計

5.  Freedom Jazz Dance

6.  Erisa 5

7.  Blue Bossa

8.  7 Train

9.  Rebuliço

10.  Salt Spring

 

 

 

 

 

 

 

 

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