閑静な住宅街に建つ、仕事場のある個人住宅の建替え計画です。敷地は、東西に細長い形状（約20ｍ×約60ｍ）で、前面道路から敷地奥までの高低差が４ｍある難しい形状でした。施主が高齢であることを配慮し、玄関と仕事場は前面道路と同じレベルの１階に設け、メインのリビングや寝室は２階に設けて、緩い傾斜の階段とホームエレベータを併設して、バリアフリーな住宅としています。従前は前面にあった大きな庭園を一旦解体し、庭木や庭石を再利用して、前庭、中庭、奥庭と敷地全体に庭をデザインしました。施主本人のみならず次の世代にも快適に住み継がれる住宅を実現しました。