宗教法人の出張所を、『九州の玄関口として相応しい新支部の建設を目指す』という主旨のもと、建替えを行いました。北九州市域や皿倉山を望む眺望と、自然に包まれた立地を生かした計画としています。当施設において最も大切な空間である礼拝殿を最上階の３階に配置し、礼拝殿の側面に配した壁面全体の大障子から柔らかな自然光が入り、心静かに祈りを捧げられる場をデザインしました。１階から礼拝殿まで続く階段は美しさだけでなく、スムーズな動線や、誰でも昇降しやすい蹴上と踏面にするなど利便性についても考慮して計画しています。